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FX 初心者講座第10回 全32回講座の目次

FX 初心者講座

pips・ロットと損益の計算のしかた

「20pips 取れた」と聞いても、それがいくらなのか、すぐには分からない。計算ツールに入れれば答えは出ますが、中で何を計算しているかを一度たどっておくと、ロットを決める時や、思ったより損益が大きかった時に、理由が分かります。この記事では、損益の計算を、図と計算例で1段ずつ見ていきます。

公開 2026年10月14日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

FX の損益は、(決済の値段 − 新規の値段)× 1ロットの通貨の量 × ロットで計算します。売りの時は、引き算の向きが逆になります。出た額は、口座の通貨が違えば、その時のレートで換算されます。

早見(1ロット = 10万通貨の場合): EUR/USD を 0.1 ロットなら、1pip ≒ 1ドル、20pips ≒ 20ドル。USD/JPY を 0.1 ロットなら、1pip = 100円、20pips = 2,000円です。

損益の計算式

MT5 の計算方式のうち、FX でよく使われる方式では、損益は次の式で計算されます。[1]

損益 = (決済の値段 − 新規の値段)× 1ロットの通貨の量(契約サイズ)× ロット

1ロットの通貨の量(契約サイズ)は、銘柄の仕様の画面で確かめられます。[2] 1ロット = 10万通貨の業者もありますが、1万通貨などの業者や口座もあるので、自分の口座の値を使ってください。ほかの取引ソフトの多くも、似た考え方です。

EUR/USDを1.0850で買い1.0900で決済した例。価格の差0.0050に、契約サイズ100,000と、ロット0.1を掛けると、50(ドル)になる。
作った例(EUR/USD の買い)。値段の差 0.0050 × 100,000 × 0.1 = 50 ドルです。

pips とポイント

MT5 の銘柄の仕様では、値段の小数点以下の桁数(Digits)と、値段が動く一番小さい幅(ティックサイズ)が決まっています。[2] MT5 では、スプレッドや、損切りを置ける最小の距離を「ポイント」という単位で表します。[1] ポイントは多くの場合、値段の一番小さい桁の1つ分です。

「pips」は MT5 の画面の言葉ではなく、トレーダーの間でよく使われる呼び方です。多くの通貨ペアでは 0.0001、円が後ろに付く通貨ペアでは 0.01 を「1pip」と呼ぶことが多いです。値段が小数点以下5桁(円の通貨ペアは3桁)で表示される口座では、1pip = 10ポイントになります。損切りの幅を「ポイント」で入れる画面と「pips」で入れる画面を取り違えると、10倍ずれるので気をつけてください。

計算例

どれも、1ロット = 10万通貨とした、この記事での計算例です。口座の通貨がユーロなら、50ドルをその時の EUR/USD のレートで割ってユーロに換算します。スプレッドや手数料、スワップは入れていません(スプレッドとは)。

ロットを決める時の向き

同じ式を逆に使うと、「損切りまでの値段の差」と「1回で失ってもよいと決めた額」から、ロットを出せます。たとえば、EUR/USD で損切りまで 0.0020(20pips)、1回の損失を 20ドルまでにするなら、20 ÷(0.0020 × 100,000)= 0.1 ロットです(この記事での計算例)。この計算はロット計算でできます。

自分の記録で確かめる(決めるのはご自身)

どのロットで取引するかは、この記事では決めません。計算と実際の損益がずれた時は、次のことを記録しておくと、理由を見つけやすくなります。

決済した時の損益は損益の計算、損切り・利確の値段は損切り・利確の価格の計算で確かめられます。言葉の意味は用語集にもまとめています。

参考文献

  1. MetaQuotes. Symbol Properties(MQL5 リファレンス). https://www.mql5.com/en/docs/constants/environment_state/marketinfoconstants
  2. MetaQuotes. Market Watch(MetaTrader 5 ヘルプ). https://www.metatrader5.com/en/terminal/help/trading/market_watch

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この記事で使えるツール

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この記事は一般的な情報です。投資の助言や、特定の取引のおすすめではありません。

更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて