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サポートライン・レジスタンスラインとは

チャートに横線を引いてみたら、人によって引く場所が違っていた。そんな経験から「どこに引くのが正しいのか」と迷う人は多いと思います。この記事では、サポートとレジスタンスの意味と、線が人によって変わる理由、そして為替の会社が公表した水準を調べた研究で何が分かったかを、図と一緒に見ていきます。どこに線を引くべきかは、この記事では決めません。

公開 2026年10月13日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

サポート(支持線)は、下がってきた価格が止まりやすいと考えられている水準、レジスタンス(抵抗線)は、上がってきた価格が止まりやすいと考えられている水準です。線の引き方に決まった式はなく、同じチャートでも引く人によって場所が変わります。

どうやって線を引くのか

よくあるのは、過去に何度か価格が止まった所を横線でつなぐ方法です。ただ、「止まった所」をどこで測るかで、線の高さが変わります。

上で何度も止まる値動きのローソク足。ひげの先(高値)でそろえた線Aと、実体の上でそろえた線Bは、高さが違う。
作った値動きの例。同じチャートでも、ひげの先でそろえた線A(実線)と、実体の上でそろえた線B(点線)では高さが違います。どちらも「間違い」ではありません。右端で線を抜けていますが、抜けた後にどうなるかは決まっていません。

どの引き方にも決まりはないので、2人が同じチャートを見ても、違う線を引くことはよくあります。ローソク足の見方はローソク足の見方、言葉の意味は用語集も参考にしてください。

研究で分かったこと

為替の会社が顧客に毎日出していたサポート・レジスタンスの水準が、実際に役に立ったのかを調べた研究があります。[1]

注意したいのは、ランダムに置いた水準でも、半分以上は「跳ね返った」ように見えたことです。線で止まったように見えても、それだけで「この線が効いた」とは言えません。また、これは1990年代後半の、米ドルと3つの通貨の組み合わせ・6社・ニューヨークの日中だけの結果です。今の相場や、自分の引いた線にも同じことが言えるとは限りません。

なぜ止まることがあるのか(説明の1つ)

同じ研究者が、ある銀行の注文のデータを調べた別の研究では、利益確定の注文は切りのいい数字に、損切りの注文は切りのいい数字のすぐ外側に、特に多く集まっていました。これが、価格が切りのいい数字で止まりやすいことや、そこを抜けると勢いがつきやすいことを説明しうる、と報告されています。[2] あくまで説明の1つで、いつもそうなるという意味ではありません。

自分の線を確かめる(決めるのはご自身)

どこに線を引くか、線を使うかどうかは、この記事では決めません。使うなら、次のことを記録しておくと、自分の線がどうだったかを後から数で見られます。

線を引く時の計算は、ピボットの計算やフィボナッチの計算で出せます(どちらも計算をするだけで、売買の合図ではありません)。記録した損益の一覧は、取引履歴の統計で、勝率や平均の損益にまとめられます。件数が少ないうちは、数字は大きくぶれます。

参考文献

  1. Osler, C. L. (2000). Support for Resistance: Technical Analysis and Intraday Exchange Rates. Federal Reserve Bank of New York Economic Policy Review, 6(2), 53–68. https://www.newyorkfed.org/medialibrary/media/research/epr/00v06n2/0007osle.pdf
  2. Osler, C. L. (2003). Currency Orders and Exchange Rate Dynamics: An Explanation for the Predictive Success of Technical Analysis. The Journal of Finance, 58(5), 1791–1819. https://doi.org/10.1111/1540-6261.00588

この記事で使えるツール

引いた線と、その結果を残す。

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更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて