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一目均衡表とは。5本の線の計算と、雲が先に描かれる理由

一目均衡表を入れると、線が5本と、色のついた「雲」が出てきて、何を見ればいいのか分からなくなりがちです。でも、1本ずつ見ると、計算はどれも単純です。この記事では、5本の線がそれぞれ何を計算しているのか、そして雲がなぜ今より先に描かれるのかを、図で見ていきます。売買の合図として使うかどうかは、この記事では決めません。

公開 2026年10月14日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

一目均衡表の線の多くは、決めた本数の中の「最高値と最安値のちょうど真ん中」です。そのうち2本(先行スパン)は26本先へ、1本(遅行スパン)は26本前へずらして描きます。雲が今より先に描かれているのは、未来を予想しているからではなく、過去の値を先へずらしているからです。

5本の線の計算

一目均衡表は日本で生まれた道具で、名前は「ひと目で(相場の)釣り合いが分かる表」といった意味です。MT5 のヘルプの説明[1]を、期間の数字を入れてまとめると次のとおりです。ヘルプは転換線の「平均の値」を、最高値と最安値の和を2で割ったものとし、基準線と先行スパンBにも同じ言葉を使っています。期間は設定で変えられます。よく使われる期間は 9・26・52 で、MQL5 リファレンスの例もこの数字です。[2] ほかのソフトでは、期間やずらし方の数え方が少し違うことがあるので、自分の設定を確かめてください。この記事では、計算のしかただけを扱います。

先行スパンAとBの間を塗ったものを、「雲」と呼ぶことが多いです。

作った値動きに、一目均衡表の転換線・基準線・先行スパンA・先行スパンB(その間が雲)・遅行スパンを重ねた図。先行スパンは26本先に、遅行スパンは26本前にずらして描く。
作った値動きの例。縦の点線が今の足です。雲(先行スパンAとBの間)は今の足より26本右(先)まで描かれ、遅行スパン(丸い点の線)は今の足より26本左(前)で終わっています。

雲が「先に」描かれる理由

図を見ると、雲は今の足より右、まだ値動きのない所まで描かれています。これを見て「雲は未来を表している」と感じるかもしれません。でも、先行スパンAとBは、今までの値動きから計算した値を、26本先の場所に置いているだけです。まだ来ていない値動きは、どこにも入っていません。

同じように、遅行スパンは、今の終値を26本前の場所に置いて、26本前の値動きと並べて見られるようにしたものです。

移動平均との違い

移動平均(SMAとEMAの違い)は、決めた本数の終値の平均です。一目均衡表の転換線・基準線などは、決めた本数の最高値と最安値の真ん中です。そのため、値幅の端が変わらない間は、線が平らに続くことがあります(図の基準線の平らな所)。どちらも過去から計算するので、遅れて動きます(インジケーターが遅れる理由)。

自分の使い方を確かめる(決めるのはご自身)

一目均衡表には、「価格が雲を抜けた」「転換線と基準線が交差した」など、いろいろな見方が紹介されています。どれを使うか、使うかどうかは、この記事では決めません。使うなら、次のことを先に決めて記録しておくと、自分の場合にどうだったかを後から見られます。

記録した損益の一覧は取引履歴の統計で、勝率・平均の損益・最長の連敗にまとめられます。件数が少ないうちは、数字は大きくぶれます。

参考文献

  1. MetaQuotes. Ichimoku Kinko Hyo(MetaTrader 5 ヘルプ). https://www.metatrader5.com/en/terminal/help/indicators/trend_indicators/ikh
  2. MetaQuotes. iIchimoku(MQL5 リファレンス). https://www.mql5.com/en/docs/indicators/iichimoku

この記事で使えるツール

一目均衡表を見て入ったトレードに、印を付けて残す。

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この記事は一般的な情報です。投資の助言や、特定の取引のおすすめではありません。

更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて