アプリは試験公開中です。気になる点はお問い合わせへ

トップ › 記事 › RSIとは。計算のしかたと「買われすぎ」の意味

記事

RSIとは。計算のしかたと「買われすぎ」の意味

RSI が70を超えたので「買われすぎだから下がるはず」と売ったのに、価格はそのまま上がっていった。そういうことは、よくあります。RSI は、上がり幅と下がり幅を比べた数字です。この記事では、計算のしかたと、70・30の線が何を表しているのかを、図と計算で見ていきます。売買の合図として使うかどうかは、この記事では決めません。

公開 2026年10月13日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

RSI は、直近の何本かで上がった幅と下がった幅のどちらが大きかったかを、0〜100で表した数字です。70以上を「買われすぎ」、30以下を「売られすぎ」と呼ぶことが多いですが、これは今までの値動きの様子を表す名前で、この先に下がる・上がるという意味ではありません。

RSI の計算

RSI は、価格が上がった変化の平均(U)と、下がった変化の平均(D)を比べて計算します。[1] ここでの変化は、終値の1本前との差で見ることが多いです(1本 = ローソク足1本)。

RS = U ÷ D(上がった変化の平均 ÷ 下がった変化の平均)
RSI = 100 − 100 ÷ (1 + RS)

MT5 ヘルプの式を、わかりやすくするために RS という名前で2つに分けて書いています。

たとえば、直近14本で、上がった幅の平均が下がった幅の平均の2倍なら、RS = 2 で、RSI = 100 − 100 ÷ 3 ≒ 66.7 です。上がった幅と下がった幅が同じなら RSI は50、14本ずっと上がっていれば100に近づきます(ここでの計算です)。

平均のとり方(どれくらい前の値まで、どんな重さで入れるか)は、道具によって少し違うことがあります。そのため、同じ期間でも、チャートソフトによって RSI の数字が少しずれることがあります。

70と30の線は何を表しているか

70以上は、直近の値動きで上がった幅が下がった幅よりかなり大きかった、ということです。上の式で、RSI が70なら RS は約2.3、つまり上がった幅の平均が下がった幅の平均の約2.3倍です(ここでの計算です)。

これは「上がりすぎたから、もうすぐ下がる」という予想ではありません。横ばいの時には、70を超えた後に下がることもあります。どちらになるかは、前もっては分かりません。強く上がっている間は、RSI は70より上にとどまり続けることがあります。

上がり続ける値動きと、14本のRSI。RSIは70より上に長くとどまり、その間も価格は上がり続けている。
作った値動きの例。上がり続ける間、下の段の RSI は70以上に長くとどまり、その間も上の段の価格は上がり続けています。縦の帯が、RSI が70以上だった足(この例では38本)で、そのほとんどの間、価格は上がり続けていました。

反対に、強く下がっている間は、RSI が30より下にとどまり続けることがあります。「30を切ったから上がるはず」と入ると、下がり続ける中で入ることになる場合があります。

RSI も過去から計算する

RSI は、過去の終値の変化だけから計算します。この先の値段は入っていません(インジケーターが遅れる理由)。なお MT5 のヘルプには、RSI は価格のチャートより先に山や谷を作ることが多い、とも書かれています。[1] どちらにしても、山や谷ができたかは後から分かる物で、先に分かるわけではありません。期間を長くするとなめらかになり、70や30に届きにくくなります。期間を短くすると、70や30をよく行き来するようになります。

また、今の足の RSI は、足が閉じるまで価格と一緒に動き続けます。足の途中で70を超えても、足が閉じる時には70を下回っていることがあります。

自分の使い方を確かめる(決めるのはご自身)

RSI を使うかどうか、どの期間・どの線を使うかは、この記事では決めません。使うなら、次のことを先に決めて、記録しておくと、自分の場合にどうだったかを後から見られます。

記録した損益の一覧は、取引履歴の統計で、勝率・平均の損益・最長の連敗にまとめられます。損益がゼロになる勝率は損益分岐の勝率で確かめられます。件数が少ないうちは、数字は大きくぶれます。ほかのインジケーターのしくみは、主なインジケーターの仕組みにまとめています。

参考文献

  1. MetaQuotes. Relative Strength Index(MetaTrader 5 ヘルプ). https://www.metatrader5.com/en/terminal/help/indicators/oscillators/rsi

この記事で使えるツール

RSI を見て入ったトレードに、印を付けて残す。

Tiltnote は、手入力の記録なら無料で使えるトレード日記です。トレードごとに手法の名前・「そのときの気持ち」・「ルールを守れたか」を残せるので、「RSI 70」のように手法の名前に入れておけば、後から見返せます。

Tiltnote を無料で試す →アプリ(Web 版)が開きます。 無料のプランで見られる分析と履歴は、直近2週間分です(それより前の記録は消えず、有料プランで見られます)。

ほかの記事

ストキャスティクスとは。%K・%D の計算と、80・20の線の意味MACDとは。計算のしかたと、0の線・シグナルの意味ボリンジャーバンドとは。計算のしかたと、よくある誤解インジケーターが遅れる理由と、急な値動きバックテストで「勝てそう」に見える時の落とし穴勝率は何回で、どこまで信じられるか記事 →

このページについて、ひとこと

足りないこと、分かりにくい所、ほしいツールがあれば教えてください。どの言語でも大丈夫です。

計算や記録に入れた数字は送られません。口座番号やパスワードは書かないでください。 くわしくはこちら

この記事は一般的な情報です。投資の助言や、特定の取引のおすすめではありません。

更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて