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過信と取引の回数

何回か続けて勝つと、「今日は読めている」と感じて、いつもより多く入ってしまう。そんな経験はありませんか。自分の判断を実際より当たると思ってしまうことを「過信」と呼びます。この記事では、取引の回数と成績を調べた研究と、自分の記録で回数を見直す方法を紹介します。何回取引するべきかは、この記事では決めません。

公開 2026年10月14日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

米国の6万6千以上の世帯の株の口座を調べた研究では、取引の多い世帯ほど、費用を引いた後の成績が低い結果でした。研究者は、これを「過信が取引を増やす」という考え方で説明しています。[1] FX の研究ではありませんが、回数と費用の関係は、自分の記録でも確かめられます。

過信とは

過信は、自分の情報や判断が、実際よりも正しいと思ってしまうことです。過信していると、「この読みは当たる」と感じる場面が増え、そのぶん取引の回数も増えやすい、と考えられています。[1]

取引の回数と成績を調べた研究

ある研究では、米国の手数料の安い大きな証券会社に口座を持つ66,465世帯の、1991〜1996年の株の取引を調べました。[1]

1991〜1996年の米国の証券会社の個人口座の研究。費用を引いた後の年率は、取引が最も多い5分の1の世帯で11.4%、最も少ない5分の1で18.5%、世帯の平均で16.4%、市場(株価指数)で17.9%。
1年あたりの増え方(費用を引いた後)。取引が最も多い5分の1の世帯は11.4%で、市場の17.9%を下回りました。米国の株の研究で、FX の研究ではありません。

つまり、取引の多い世帯の成績の低さは、主に取引のたびにかかる費用の差から来ていました。研究者は、この結果を「過信が取引を増やし、成績を下げる」という考え方で説明できる、としています。[1]

これは1990年代の米国の株の口座の結果で、FX や今の相場にそのまま当てはまるとは限りません。また、過信はこの結果の説明の1つで、取引を減らせば成績が上がる、という意味ではありません。

FX と回数と費用

FX でも、取引のたびにスプレッドや手数料がかかります(スプレッドとは)。同じ成績の取引でも、回数が増えれば、費用の合計も増えます。1か月の費用の数え方は取引の費用の数え方にまとめています。

自分の記録で見直す(決めるのはご自身)

何回取引するべきかは、この記事では決めません。過信が自分の回数に影響しているかは、記録で見直せます。

トレードの回数と勝ち負けは今日の記録カードで数えられます。損益の一覧は取引履歴の統計で、勝率や平均の損益にまとめられます。回数を数える方法は、取引のしすぎも参考にしてください。

参考文献

  1. Barber, B. M., & Odean, T. (2000). Trading Is Hazardous to Your Wealth: The Common Stock Investment Performance of Individual Investors. The Journal of Finance, 55(2), 773–806. https://doi.org/10.1111/0022-1082.00226

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この記事は一般的な情報です。投資の助言や、特定の取引のおすすめではありません。

更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて