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確証バイアスとは。自分の考えに合う情報ばかり集めてしまう心のくせ

「上がる」(または「下がる」)と思っている時ほど、その考えに合う投稿や、前に勝ったトレードばかり目に入る。そんな経験はありませんか。これを確証バイアスと呼びます。この記事では、研究での意味と、投資家を調べた研究、そして自分の記録で確かめる方法をまとめます。どう売買するかは書きません。

公開 2026年10月14日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

確証バイアスは、すでに持っている考えに合うように、情報を探したり読んだりしてしまう心のくせです。本人は気づかないうちに起きる、とされています。[1] FX で入る・持ち続けると決める時にも起こりえます。株の掲示板の投資家を調べた研究でも、自分の考えに合う書き込みを重く扱う傾向が報告されています。[2]

確証バイアスとは

心理学の研究をまとめた論文では、確証バイアスを、証拠を探したり読み取ったりする時に、すでに持っている考えや期待、仮説の側に寄ってしまうこと、と説明しています。[1] ふつうは、本人が意図せずに、情報を選んで集めたり使ったりしてしまうことを指します。[1]

同じ論文は、自分の立場を支える情報ばかり集めたり重く見たりして、反対の情報は集めなかったり軽く見たりする、という形も挙げています。確証バイアスは、これを本人が気づかないうちにしてしまうこと、とされています。[1]

カナダのオンタリオ州証券委員会の投資家向けのページも、確証バイアスを、自分の考えを裏づける情報を探し、好み、そのように読み取る傾向と説明し、最も根深い心のくせの1つだと書いています。[3]

確証バイアスのイメージ図。「上がる」と思っている時、上がると言う投稿・勝ったトレード・上がった日は目に入りやすく、下がると言う投稿・負けたトレード・下がった日は読み流しやすい。記録には両方を同じように残す。
確証バイアスのイメージ。考えに合う情報は目に入りやすく、合わない情報は読み流しやすい。数字のデータではありません。

株の掲示板の投資家を調べた研究

韓国の大きな株の掲示板の運営会社で行った実験で、投資家の回答502件を調べた研究があります。研究の要旨によると、次のような結果でした。[2]

これは株の掲示板の研究で、FX にそのまま当てはまるとは限りません。1つの国の1つの掲示板での調査で、ほかの国や市場の人に同じように当てはまるとも限りません。また、ここで書いたのは研究の要旨の内容だけです。自信の過剰と取引の多さについては、過信と取引の多さにもまとめています。

トレードで起きやすい場面

たとえば、次のような場面です(ここでの例です)。

オンタリオ州証券委員会のページは、自分が正しいと思っていても、控えめに考える側に寄るほうがよいかもしれない、と書いています。[3]

自分の記録で確かめる(決めるのはご自身)

確証バイアスは本人が気づきにくいので、その時の感覚より、残した記録のほうが確かめやすくなります。たとえば次のように残しておくと、後から比べられます。

損益の一覧は取引履歴の統計で、勝率や平均の損益にまとめられます。どう売買するかは、この記事では決めません。

参考文献

  1. Nickerson, R. S. (1998). Confirmation bias: A ubiquitous phenomenon in many guises. Review of General Psychology, 2(2), 175–220. https://doi.org/10.1037/1089-2680.2.2.175
  2. Park, J., Konana, P., Gu, B., Kumar, A., & Raghunathan, R. (2013). Information Valuation and Confirmation Bias in Virtual Communities: Evidence from Stock Message Boards. Information Systems Research, 24(4), 1050–1067. https://doi.org/10.1287/isre.2013.0492
  3. Ontario Securities Commission (GetSmarterAboutMoney.ca). Confirmation bias: A fundamental risk to your investing decisions. https://www.getsmarteraboutmoney.ca/learning-path/psychology-of-investing/how-confirmation-bias-poses-a-risk-to-your-investing-decisions/

この記事で使えるツール

合わない情報も、同じように残す。

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この記事は一般的な情報です。投資の助言や、特定の取引のおすすめではありません。

更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて