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ハウスマネー効果とは。勝った後に大胆になる心のくせ

朝のうちに大きく勝った。「今日はもうプラスだから、少しぐらい負けても平気」と感じて、いつもより大きく入りたくなる。そんな経験はありませんか。この感じ方は、ハウスマネー効果と呼ばれます。この記事では、研究での意味と、実際の取引の記録を調べた研究、自分の記録で確かめる方法をまとめます。どう売買するかは書きません。

公開 2026年10月14日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

ハウスマネー効果は、先に得をした後は、リスクのある選択に乗りやすくなる心のくせです。[1] 米国の大学の授業で本物のお金を使った実験では、先に15ドル得た後に聞くと77%が賭けに乗り、同じ結果になる選択を1回にまとめて聞くと44%でした。[1]

ハウスマネー効果とは

1990年の論文は、先に得をした後にリスクを取りやすくなることを「ハウスマネー効果」と呼びました。[1] 「ハウスマネー」は、カジノ(ハウス)で勝って手にしたお金のことです。

論文の説明では、この時の損は「もうけが減った」と受け止められます。そのため、自分のお金を失う時ほどは痛く感じないかのようだ、としています。[1]

本物のお金を使った実験

米国の大学の経済学の授業で、本物のお金を使った実験が行われました。[1]

賭けに乗った人の割合。先に15ドル得た後に、半々で4.5ドル得るか失うかを聞くと77%。同じ結果になる選択を1回にまとめて聞くと44%。
どちらも、最後に手元に残る金額の組み合わせは同じです。違うのは聞き方だけでした。

同じ論文では、仮の質問で行った実験でも、先に得をした形では70〜82%、1回にまとめた形では43〜44%と、似た結果でした。[1] どれも学生の実験で、トレードの研究ではありません。

取引の記録を調べた研究

つまり、勝った後も負けた後も、その日の前の結果が次の判断に影響することがある、ということです。負けた後の側は取り返しトレードのやめ方にまとめています。

トレードで出やすい場面

たとえば、次のような形で出ることがあります(ここでの例です)。

勝った後でも、次のトレードで失うお金は自分のお金です。勝った後に大きくすることが悪いかどうかは、この記事では決めません。自分の記録で、決めていた通りかを確かめることが目的です。

自分の記録で確かめる(決めるのはご自身)

ロットの大きさはロット計算で、1日の損失の上限は損失の上限のツールで確かめられます。今の記録の数字は取引履歴の統計で見られます。どう売買するかは、この記事では決めません。

参考文献

  1. Thaler, R. H., & Johnson, E. J. (1990). Gambling with the House Money and Trying to Break Even: The Effects of Prior Outcomes on Risky Choice. Management Science, 36(6), 643–660. https://doi.org/10.1287/mnsc.36.6.643
  2. Liu, Y.-J., Tsai, C.-L., Wang, M.-C., & Zhu, N. (2010). Prior Consequences and Subsequent Risk Taking: New Field Evidence from the Taiwan Futures Exchange. Management Science, 56(4), 606–620. https://doi.org/10.1287/mnsc.1090.1131
  3. Coval, J. D., & Shumway, T. (2005). Do Behavioral Biases Affect Prices? The Journal of Finance, 60(1), 1–34. https://doi.org/10.1111/j.1540-6261.2005.00723.x

この記事で使えるツール

勝った後のロットと気持ちも、残しておく。

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足りないこと、分かりにくい所、ほしいツールがあれば教えてください。どの言語でも大丈夫です。

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更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて