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ホットハンドとは。「波に乗っている」と感じる心のくせ

3回続けて勝った。「今日は波に乗っている」と感じて、いつもより大きく、いつもより多く入りたくなる。そんな経験はありませんか。続けて成功した後に「次もうまくいく」と感じることは、ホットハンドと呼ばれます。この記事では、研究での意味と、その後の見直し、自分の記録で確かめる方法をまとめます。どう売買するかは書きません。

公開 2026年10月14日書いた人: Tiltnote 運営代表 奥村 健児(FX の経験があります)

ひとことで言うと

ホットハンドは、続けて成功した後は、次も成功しやすいと感じることです。[1] 米国の大学生で、バスケットボールを見る100人に聞いた調査では、91%が「2〜3本続けて決めた後は、次も入りやすい」と答えました。[1] ただし、本当に「波」があるかどうかは、今も研究が続いています。[2]

ホットハンドとは

1985年の論文は、バスケットボールで「調子のいい選手は続けて決める」という思い込みを調べました。[1] 選手も観客も、直前に決めた後は外した後より入りやすいと考えがちだ、と書いています。[1]

ギャンブラーの誤謬が「続いたから次は反対」と感じることなら、ホットハンドは「続いたから次も同じ」と感じることです。

観客への質問

この論文では、米国の2つの大学の学生で、バスケットボールを見る100人に質問しました。[1]

観客100人の答え。91%が、2〜3本続けて決めた後は次も入りやすいと答えた。96%が、何本か続けて決めた選手はふだんより多く打つようになると答えた。
観客がそう思っていた割合です。実際にシュートが入った割合ではありません。

一方で、米国のプロのチームの記録を調べると、前のシュートと次のシュートの結果に、はっきりしたつながりは見つからなかった、と論文は書いています。[1]

その後の見直し

2018年の論文は、もとの研究で使われた「連続の後の成功率」の測り方に、偏りが入りやすいことを示しました。[2] その偏りを直すと、もとの研究の結論は逆になった、と書いています。[2]

つまり、偏りを直すと、バスケットボールのデータはホットハンドが「ある」向きを示す、というのが今の見方の一つです。その大きさがどのくらいかは、まだ議論が続いています。ただし、これはバスケットボールの研究で、相場の話ではありません。

カジノの記録では

米国のカジノのルーレットの記録を調べた研究では、勝った後は、負けた後より多くの数字に賭けていました。[3] ただ研究は、勝って手元のお金が増えたことや、ハウスマネー効果でも説明できるかもしれない、とも書いています。[3]

トレードで出やすい場面

たとえば、次のような形で出ることがあります(ここでの例です)。

連勝の後の勝率が本当に高いかどうかは、人によって違い、この記事では分かりません。分かるのは、自分の記録だけです。

自分の記録で確かめる(決めるのはご自身)

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参考文献

  1. Gilovich, T., Vallone, R., & Tversky, A. (1985). The hot hand in basketball: On the misperception of random sequences. Cognitive Psychology, 17(3), 295–314. https://doi.org/10.1016/0010-0285(85)90010-6
  2. Miller, J. B., & Sanjurjo, A. (2018). Surprised by the Hot Hand Fallacy? A Truth in the Law of Small Numbers. Econometrica, 86(6), 2019–2047. https://doi.org/10.3982/ECTA14943
  3. Croson, R., & Sundali, J. (2005). The Gambler's Fallacy and the Hot Hand: Empirical Data from Casinos. Journal of Risk and Uncertainty, 30(3), 195–209. https://doi.org/10.1007/s11166-005-1153-2

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更新日 2026年10月20日 · 運営: Tiltnote 運営代表 奥村 健児 · このサイトについて